Brand Identity / Logo Design
SYMBOL
しらす食堂 じゃこ屋 七代目 山利
160年続く和歌山の老舗「山利」の釜揚げしらすを堪能できる「しらす食堂 じゃこ屋 七代目山利」が横浜ニュウマンに開業しました。
Gatheringでは店舗ロゴのデザインを担当しました。
和歌山ではしらすのことをじゃこと呼ぶということで、地元の愛称である「じゃこ」というワードを軸にしたB.I.をデザインしています。
シンボルには「じゃこ」という呼称のみを使用し、海波を連想させる幾何学形状を切絵細工のようなラインでデザインすることで、創業160年を誇る山利にふさわしい老舗感と親しみやすさを両立させています。
「和」と「老舗感」という二つの要素を柱としつつ、ステレオタイプな仕上がりにならないように、全体のトーンとしてはモダンさを取り入れ、和モダンな仕上がりでまとめています。
LOGO
「しらす食堂 じゃこ屋 七代目山利」メインロゴ
シンボルデザインと同様に、老舗の仕掛ける店舗に相応しいトラディショナルさと、モダンテイストを融合したオリジナル書体によってデザインされたメインロゴデザインです。
非常に長い店名ですが、横浜ニュウマンへの出店形式の店舗ということで、館内サインのレギュレーション内での使用を考慮したバランスでまとめています。
タイプフェイスのみ / 背景有 の2パターンのロゴを用意し、使用箇所によって規定のガイドラインに沿って使い分けて使用します。
PATTERN
「じゃこ」シンボルを使用した総柄です。
持ち帰り弁当用の包装紙として、さらに手ぬぐいなどの各種グッズでの使用を目的としてデザインされています。
こういった横展開をしていくことを想定し、今回は店名ロゴとは別にシンボルを用意しました。
B.I.を考えていく上で、必要な要素の取捨選択はとても重要です。
ロゴの持つ機能と、シンボルの持つ機能は、似て非なる部分があります。
常に両方必要ということではなく、どちらかに両方の機能を持たせることが可能な場合もあります。
それが可能な場合はGatheringではそちらの方向を選びます。よりシンプルな構成で機能することがB.I.にはとても重要です。
SIGNATURE MENU
看板メニューである「定食」と「丼」をシンボルと同様の書体でデザインしました。
こういった横の展開のしやすさもB.I.においては非常に重要です。
横の展開がしやすいということは、核となるビジュアルアイデンティティーで纏めていくことが可能となります。
核となるロゴやシンボルがあり、そこからの派生イメージが自然と湧き出てくるような流れが理想的です。
そういった流れの良さというようなものは、ユーザー目線へももすっと気持ちよく入っていきます。